環境の違う生き方をしてきた二人が、ある日を境に共同生活をするって、
簡単な様でも難しい事ですよね・・・
好きな人だからこそ、相手に合わせたいとか、
我慢が出来るとか、許せる・・・と言う感情もあるのでしょうが、
勢いと流れで決めた『縁』は、緩くて細い絆でしか繋がっていません。
それでも、一度結んだ『縁』だから、大切にしたいと思ってはいたのですが、
その『縁』が切れそうになってしまうまでには、そう時間はかかりませんでした。
楽しかったのは最初の1、2年だけ。
少しずつ、不満が蓄積されていく様になりました。
1番最初に抱いた不満・・・
それは、結婚式費用に関してです。
世間体を気にする私の親にとって『結婚式』はとても重要でした。
ですが、『結婚式』を挙げる程の蓄えが相手側にはありませんでした。
結果、結婚式費用、二次会費用、新婚旅行は全てこちら側持ちでした。
当然、司会者や介添人や受付をしてくれた友人に渡した『心付け』も。
何より1番腑に落ちなかったのは、相手の母親(私にとっては義母)の
式服のレンタル料金・着付け代金もこちらが支払いを済ませ、
相手側に渡された祝儀は全て義母が持っていってしまった事です。
相手側(義親)の言い分としては、式を挙げるつもりは無かったのだから、
式を挙げたい側が式費用を支払えば良い・・・と言った感じでした。
そんな訳で、相手側の親族はほぼ欠席、
出席した親族は、義兄、義弟だけでした。
式を挙げる為に頂いた祝儀を何もしない義母が持っていくなんて、
祝儀って一体、何?!・・・と感じさせられた出来事でした。
賛否両論は、あるかと思いますが、私には納得出来る事ではなく・・・
何より、それを容認してしまう相手に不誠実さを感じてしまう事に。
結婚指輪もこちらが購入しましたが、『指輪』として使ったのは、
新婚旅行から帰って来るまでの間だけ。
それ以降は、仕事の邪魔になるからと、はめる事なく、箱の中へ。
高くて無駄な物を購入しただけでした。
今はその指輪もリサイクルショップに行ってしまいましたが・・・
『不満』が1つ出てくると
少しずつ、少しずつ、人生の坂道を下り始めて行くのでした。