中間子 青春期編
私達3兄弟は、地元の高校に通い、進学はせずに
自宅から通える会社にそれぞれ就職しました。
この頃も、兄弟間の差別はありました。
『差別』と言うと大袈裟な感じにもなりますが、
私にとってはその言い方がBESTなのです。
具体的に言うと、まずは門限です。
上は、付き合いがあるんだから、遅くなる事も仕方なしとして、
自由な出入りでした。
私は、いつかは家を出ていく身だから、そんな付き合いも無いだろうし、
友達・恋人と遊ぶにしても休みの日の昼間に遊べば十分だと門限がありました。
下の子ももちろん有るかと思いきや、今はそんな時代じゃないと、
門限はありませんでした。
下はかなり甘やかされており、時代の流れに沿ってないと・・・と言う理由で
学生時代にポケベル・携帯を持たせていました。
今では、それは珍しい事ではありませんが、当時の私にしてみれば・・・
親に『それが許されるなら、私も持ちたかった!』と言ったら
時代が違う・・・と。
開いた口が塞がらないとは、正にこの事。
当時、リアルタイムに私が言った時は、
『他所は他所!うちはうち!』
連絡取りたいときは、公衆電話で十分だ!と言い放った同じ親だとは思えません。
そんな私は、親に嫌気がさし家を出る事を考え始めました。